「一朝の夢」 梶よう子著
桜田門外の変をめぐる人間模様。
松本清張賞受賞作
朝顔栽培が生きがいの
同心・中根興三郎は、
宗観という武家と知り合ってから、
思いもよらぬ形で幕末の政情に巻き込まれることに……
第15回松本清張賞受賞作の登場です。
中根興三郎は、
同心といっても血なまぐさい事件には縁遠い、
朝顔栽培が生きがいの男だ。
ある日、興三郎は
宗観と呼ばれる壮年の武家と知り合い、
朝顔を介して心和む交流が始まる。
だが時代は急展開を迎え、
井伊大老と水戸徳川家の確執など予断を許さない。
また興三郎の同僚が
息子を斬殺して出奔するという事件を起こす。
興三郎は、思いもよらぬ形で
井伊大老を中心とした歴史の転換点に関わっていく??。
「主人公らしからぬ男の造形が面白い」(大沢在昌氏)、
「小説の骨格がよくできている」(夢枕獏氏)と、
選考委員をうならせた新人作家の誕生です。(文藝春秋)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
朝顔栽培だけが生きがいの
同心・中根興三郎は、
宗観という武家と知り合ってから、
思いもよらぬ形で
「桜田門外の変」に巻き込まれていく―
第15回松本清張賞受賞。
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
梶よう子(カジヨウコ)
東京都生まれ。
フリーランスライターのかたわら、
2005年「い草の花」
(『小説NON』2005年7月号)で
第一二回九州さが大衆文学賞大賞を受賞
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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私には珍しく時代小説です
なんて、実は、間違えて予約しちゃったんです
作者の
梶よう子さん
群ようこさんと
間違えたんです
ああ、老眼がここまですすんだのか?
いやいや、単なるあわてんぼう?
まっ、それは置いといて^_^;
ところが、ところが、
嫌みの無い文章で、面白く読めました
話のスジも悪くないのですが、
なによりも興味深かったのは
「朝顔」
黄色い朝顔。見てみたい
時期は、過ぎちゃったけど、
来年は、種を蒔いてみようかな。
なんて思いました
主人公にかかわる、人々も
魅力的で、
映像化されるといいなっ。